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今日は深夜に大宮に到着予定。
思い出話をお楽しみに。
お土産になる沖縄レシピがゲットできているといいな。


さて、今夜は「夢4夜」最後の夜。 

お題は「クマ」



繰り返し見る夢の中に、クマにお尻を噛まれるというものがある。
シチュエーションは様々なんだけど、いつもパターンは同じ。
逃げ切れたと思った瞬間、お尻を噛まれるというもの。
例えばこういう夢。

子どもの頃に住んでいた山合いの村で、
友達と山遊びをしていたら、はるか向こうに黒く動く点が見える。
やばい、クマだ!
全力で家に向かって山道を駆け出す僕ら。

だが、クマに道なんて関係ない。
最短距離を通って、斜面を一直線にこちらに向かって駆けてくる。

ようやく山道を抜け、人里に辿り着く。
仲間たちはバラバラになって、それぞれの家に向かって駆けていく。
目標が分散したはず。
なのに、なぜか私の後ろからクマが迫ってくる気配が消えない。

家の玄関アプローチを一足飛びに超えて、ノブを掴んでドアを開ける。
助かった!
ドアを閉めようとした瞬間、お尻をガブリ!

或いは。

大宮公園の動物舎に家族で遊びに行ったら、
檻の中にいるはずのクマがなぜか外に出ている。

まずい、逃げろっ!

慌てて妻と子供を先に逃がす。
私たちに気がついたクマが、猛然と追いかけてくる。

家族は無事、動物舎の出口を超えていった。
良かった!

最後を走る私が出入り口の戸を閉めようとした、まさにその瞬間。
お尻をガブリ。

夢なんで痛くはないのだが、なんか、すごく「やられたー」感がある。
だから、夢にクマが出てくると、
毎度、お尻辺りに不吉な予感が立ち込める。

でも、三十代中頃に見た夢は、同じくクマが登場したのに、
それまでとはパターンが変わっていた。

中学生くらいの息子と山歩きをしていたら、
突然、でっかいクマが出てきた。

まずいぞ、これは。

背中のリュックを下ろして、ゆっくり後ろに下がる。
息子も真似をして、リュックを地面にそっと下ろす。

クマはしばらくリュックに夢中だったが、
私と息子が離れていくのに気がつくと、スッと目の色が変わった。

あっ、ヤバイ。

息子に向かって「走れっ!」と叫び、私は突進してくるクマと向き合った。
心の中では、すごく嫌だった。
勝てるはずがない。
ここで死ぬ。

でも、息子を失いたくない!
その一心で、他のことは何も頭に浮かばなかった。

パタパタと走る軽い足音が遠ざかっていくのが聞こえる。

こっちを振り向くな!
今、来た道をずっと走っていけ!
誰かに会ったら、助けを求めるんだ。

目の前に迫ってきたクマの細部がよく見える。
あの爪と牙が体に入ったら、きっと即死だろう。
少しでも時間稼ぎをしないと。
一瞬でそう判断し、クマに向かって突進した。

パンチを打たれる前に、懐に飛び込んでやる。
その後、どうなるかなんて考えてない。
とにかく、最初の一撃だけは外さないと。

死に向かっての第一歩になると分かっていたけど、前に出ることができた。

そこで夢が覚めた。


もっと若い頃は、子どもよりも親が大切だと思っていた。
子どもはまた産むことができる。
でも、大人である自分や伴侶は、死んでしまったらそれまでになる。
だから、何かあったら、まず妻と自分が助かることを優先すべきだ。
そう信じて疑わなかった。

でも、実際に子が生まれ、自分が親になった時、
そんな考えは吹き飛んでしまった。
夢とはいえ、まさか子どものために命をかけることができるなんて、
自分でも思っていなかった。
いざとなったとき、とても嫌だったけど、
それでも子どものためなら死ぬこともいとわないと覚悟することができた。
いつの間にか自分がそんな人間になっていたなんて、このときは正直驚いた。

夢だったけどね、お前のためなら、俺は死ねる。
そのことがわかったよ。
この夢の話を息子にしたとき、
彼は、嬉しいような、哀しいような顔をした。

命を懸けるって、こういうことなんだな。
夢の中の出来事だったけど、
心に落ちてきたそれは、とても納得できるものだった。


~夢四夜 完~


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